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えんぴつ日記:/4 痴漢無罪男性 /愛知
◇間違い気づいたら戻る勇気を--報道する側にも重く
 「被告人は無罪」――。10月31日、名古屋簡裁403号法廷に裁判官の言葉が響く。「ありがとうございます」。痴漢行為の罪に問われた県職員の男性(44)は、その瞬間、裁判官に深々と頭を下げた。
 男性は06年1月13日朝、普段と同じ通勤途中のJR中央線で、女子大生に下腹部を押し付けたとして、4人の県警鉄道警察隊員に現行犯逮捕された。
 無罪判決が確定した日、私は、この男性と向かい合っていた。
 痴漢という犯罪の性質上、事実に反していても「罰金で解決できるなら……」と罪を認めてしまうケースがあるという。男性も一度は罪を認めたが、直後に「自分はやっていない」と再び否認に転じていた。
 「ああいう女性が好みか!ストレス解消だったんだろ」。当時、予算編成に携わり、連日午前3時に職場を出て約3時間の睡眠で出勤する日々だった。「『女性』に興味なんていかなかった。一番ほしかったのは『睡眠』でした」。取調室の状況を思い出し、細面の温和な顔に怒りがこみ上げ、悔しさをにじませた。
 「罰金30万円で済む」「職場にも連絡しない」。捜査員が耳元でささやく。くじけそうな心を支えたのは、「やってないことを認めれば一生悔いる」という強い意志だった。
 無罪を信じながらも不安な日々を送った。痴漢事件を題材にした映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)は、怖くて見られなかったという。「(無罪判決は)本当にうれしかった」。男性がようやく笑顔で語った。この一言がすべてを言い表していた。
 「お父さんは本当になにもしていないから、心配しなくていい」。簡裁事件として異例の計16回の公判。事件については、無罪判決後に初めて自分の口から中学2年生の長女に伝えた。「ああそう」。短い一言だった。しかし、男性の心は癒やされたという。「多感な時期なのに、普段通りに振る舞う娘なりの気遣いでしょうね……」
 「(警察は)間違いに気づいたら戻る勇気を持ってほしい」。公選法違反罪に問われた12人全員に無罪を言い渡した鹿児島選挙違反事件や富山強姦冤罪(ごうかんえんざい)事件……。冤罪事件が社会問題化している。男性の声は警察だけに限らず我々、報道する側にも投げかけられた言葉として重く受け止めた。【岡崎大輔】=つづく

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