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【野菊】冤罪を生み出した司法のプロ
iza 05:39更新

 壇上にちょこんと腰掛けたその人は、どこにでもいるごくふつうのサラリーマンのようだった。ラッシュアワーの改札を抜けるあの人。居酒屋でジョッキを傾けているあの人。もし街中で見かけても、その人だと気づくことはなかったかもしれない。
 だが、その人が体験した絶望と悲嘆は、およそ一般人の想像を絶するものだ。柳原浩さん。名前を聞いてぴんとこなくとも、富山の冤罪(えんざい)事件でこの10月に無罪が確定した男性といえば、分かるかもしれない。その柳原さんが22日、冤罪をテーマに同志社大で開かれたシンポジウムに、パネリストの1人して出席した。
 柳原さんが逮捕されたのは、20022(平成14)年の春。その年の1、3月に富山県氷見市で相次いで発生した強姦・強姦未遂事件の容疑者としてだった。任意の聴取に当初は関与を否定したものの、3日目、強引な取り調べに“自白”し、逮捕される。
 「死んだ母親の写真を持たされ、『やってないと言えるのか。お母さんも泣いているぞ』と言われた」
 「『親類もみんな、犯人はお前で間違いないと言っている』と繰り返された」
 つくりだされた自白のままに懲役3年の実刑が確定し、05年1月まで2年余り服役した。誤認逮捕だったことが明らかになったのは今年1月。偶然、真犯人が見つかったからだ。
 5人のパネリストの中で、柳原さんはどちらかといえば寡黙なほうだった。だが言葉の端々からは、刑事司法に対する強い不信感がにじみでる。2時間半に及んだシンポジウムの最後、会場との質疑応答で裁判員制度についてどう思うか問われた柳原さんは、こう答えた。
 「裁判員制度は間違っていると思う。無罪の人を誤って有罪としてしまうようなことがあれば、その人はずっと苦しむはずだ」
 5年半前には、裁判などととは縁遠いごくふつうの市井の人だった柳原さん。捜査当局はもちろん、弁護人に裁判官。冤罪を生み出した司法のプロたちに、この言葉を聞かせてみたい。(福富正大)

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