ブログ更新はイザぶろぐで続いてますよぉ~。このFC2は停止となり。。。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 取り調べの様子を録音・録画する捜査の「可視化」に向けた法曹3者の協議会に、警察庁がオブザーバー参加を決めた。導入にはなお慎重な姿勢を崩していないが、違法捜査による冤罪(えんざい)を繰り返さないためには、警察も大胆に踏み出してほしい。

 鹿児島県議選曽於郡区の選挙違反無罪事件や富山県の強姦(ごうかん)冤罪事件は、容疑者の自白に頼ったずさんな捜査を浮き彫りにした。人権を無視した「踏み字」事件も公権力をかさに着た行為といえる。取り調べを透明にすることは急務だ。


 供述調書の任意性や信用性をめぐる争いは後を絶たない。延々と続く証人尋問や被告人質問は時間がかかる上、分かりにくいと批判を浴びてきた。裁判員制度の導入を1年半後に控え、国民の理解を得るには審理のスピードを上げるシステムづくりの重要性が増している。

 最高裁と日弁連、法務省・最高検の協議会は2004年に設立された。警察庁がテーブルに着いたことを、可視化をめぐる論議を加速させる契機とすべきだ。

 検察庁は昨年7月から主要な地検で可視化の試行を始めた。ただ、対象は検察官が必要と判断した一部の事件に限られる。「容疑者との信頼を築けなくなり、捜査に支障を来す」と全事件への導入には及び腰だ。加えて、運用が検察の裁量に委ねられているので、都合のいい部分だけ録画される恐れをぬぐえない。

 警察庁は可視化に一貫して反対してきた。だが、自白の任意性が問われた裁判は、最初に取り調べを担当した警察に起因した事例が多いことを考えると、警察段階への導入論が高まるのは当然だ。

 12人があらぬ疑いで長期間拘置された県議選事件はその最たる悲劇である。捜査する側が特別公務員暴行陵虐罪に問われたことを軽視してはならない。自白偏重の捜査手法を改める教訓としたい。

 おとり捜査や通信傍受などが制限された日本では、自白で立証される犯罪が確かに多い。だが、密室では取調官に迎合し、うその供述をする危険性が高いとの研究報告にも留意する必要がある。

 日弁連は早くから警察、検察の取り調べの全過程を録音・録画する「可視化」を主張している。録音・録画は英国や米国の多くの州、アジアの一部で導入されており、世界的な潮流といえよう。

 国民が求めるのは予断を排し、厳正公正に法と証拠に向き合う司法警察員だ。取調室内が客観的に記録されるシステムができれば、裏付け捜査の徹底と捜査の足腰強化にもつながるのではないか。


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://nakoyusa.blog42.fc2.com/tb.php/761-44bca7b6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。