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目の前には、よくマンガに出てくるような大きな門。外枠があって開き戸が左右対になっているような門。
その門の模様は先ほどの「小宇宙」で、ぐるぐると渦を巻いている。

「これって、何」「なんだろう」「怖いわ」
「何か入れてみる?」「危なくない?」

「危なくはない」安倍くんが断言した。「これは危ないものじゃない。でも何かはわからない」
「どうして危なくないってわかるの」TOMOが腰を抜かしてお尻を床にペタンとつけながらか細い声で聞いた。
「やめなさい!安部くん!!!」
遊佐が叫んだが、安倍くんは頭と腕をその門の渦の中に突っ込んだ、そして、何事もなかったかのように無事生還した。
「ダイジョウブなの!?」
「うん、なんともない」
「中は一体どうなっていたの?」
「う~ん、何もないというか、何も見えない」「でも、、、」
でも、と言って阿部くんはしまったという顔をしているようだった。
「でも、なに?」
「聞きたい?」
「うん」「是非」

「この門の先にいずれ僕らは行かなくてはいけない、でもそれはとっても危険だ」
「でももっと危険なのはこの門をくぐろうとするのは、僕らだけじゃないってことだよ」

「隠しましょう!誰も見なかったことにして!」TOMOは力強く言った。
「無理なんだ、、、この門のことは奴らも既に知っている。でなければボクの未来を知る「能力」が彼らがこの門を通ることは予知できない」

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